塗料の艶の種類とは?
原料や機能以外の点で塗料を選ぶ際には、色の違いと艶の違いがあります。
色の違いはすぐに分かるものですし、それぞれの施主様の好みで決められるのですが、艶の違いというのはあまり気付きにくいものです。
しかし、艶があるかどうか、どのくらいの強さの艶があるのかということによって、だいぶ仕上がりの見た目が変わってきますので、ここも押さえておきたいポイントです。
塗料における艶は、まず「艶消し」と「艶あり」という大きな2つの分け方があります。
これは読んで字のごとくの違いで、艶消しは光沢がなく、いわゆるマットな状態の仕上がりになる塗料のことです。
艶ありは塗った後に光沢があり、太陽光を反射するとその部分がより明るく見えたり、光でまぶしく見えたりすることもあります。
艶ありの中にも種類分けがあって、「3分艶」「5分艶」「7分艶」というように、光沢の強さによって分けられています。
こうした艶の状態は、塗り方や塗装をした時の気候、希釈の割合などによっても変わってきますが、基本は元々の塗料にあります。
塗料は基本的に、最初は艶ありの状態で作られていますが、それに艶消し剤を足すことによって、艶を減らしたり、完全に艶消しにしたりすることができます。
そのため、塗料を選ぶ際には色だけでなく、艶のレベルについても選ぶことができるわけです。
艶の種類は見た目以外に違いはあるのか?
艶の強さは艶消し剤を多く入れるかどうかによって違ってきます。
艶消し剤を入れると、一般的に塗料としての耐久性が低くなります。
そのため、艶が少ないもの、特に艶消しの状態は、艶ありの塗料よりも耐用年数が下がったり、汚れが付きやすくなったりしますので、注意が必要です。
人気のある艶のタイプは?
全体的に人気があるのは艶ありです。
一方で、和風住宅やシックでクールな雰囲気の住宅だと、艶消しの方がぴったり合いますし、高級感が出てくるというメリットもあります。
こうした住宅外観の違いによって選ぶと良いでしょう。
艶ありにしても、年数の経過と共に艶は失われていきますので、最初は7分艶くらいにして塗るというケースが多い傾向が見られます。
チャンピオンでは、豊富な塗料のバリエーションを持っていますので、艶の状態についても施主様の要望に応えることができます。
どんな仕上がりになるのか分からないという時には、見本を見ながら確認できますので、まずは見積もりも含めて相談してみることをお勧めします。