一般的に住宅の塗装で使用される塗料のご紹介です。
単価は1㎡あたりの2019年現在の一般的な金額、耐用年数も場所により変わりますので参考程度のものです。
アクリル
耐用年数は5~7年。
単価1500円前後。
現在はあまり使用されないようです。
種類や色が豊富で、リーズナブルなので頻繁に色を変えたい方などには良いと思います。
塗膜が固めのためヒビ割れしやすかったり、紫外線に弱く劣化もしやすいのが欠点です。
ウレタン
耐用年数は8~10年。
単価2000円前後。
塗膜が弾力性があるのでヒビ割れしにくいのが利点です。
汚れが付きやすく、紫外線に弱いのが欠点です。
光沢性があるので木部などに高級感を出したいときおすすめです。
シリコン
耐用年数は10年~15年。
単価3000円前後。
汚れが付きにくく、紫外線にも強い、艶も出るなどのメリットが多く、外壁に適しています。
トータル的に見ると一番おすすめの塗料です。
ラジカル制御系
耐用年数は12~15年。
単価3500円前後。
2012年に発売された新しい塗料です。
ラジカルとは劣化因子のことです。
耐候性に優れ劣化や変形なども起こりにくいです。
チョーキング現象(塗料の中の顔料がチョークの粉のように表れる)も抑えることができます。
フッ素
耐用年数15~20年。
単価4000円前後。
紫外線にも強く、変色もしにくいです。
塗り替えが頻繁にできないビルや施設などの建物に適しています。
直接日光や雨水が当たる過酷な状況の屋根にもおすすめです。
光触媒
耐用年数15~20年。
単価5000円前後。太陽光で汚れを分解し雨で汚れを流すことができます。
空気浄化効果もあり、環境にもやさしい塗料です。
コストが高いこと、色が淡い色に限られてしまうことが欠点です。
無機塗料
耐用年数20~25年。
単価5500円前後。
耐久性はもちろんのこと、不燃性もあります。
主成分は無機質なので紫外線による劣化がしにくいのが利点です。
塗膜が固めなのでヒビ割れが起こりやすいことと、艶なしにすることができないの欠点です。
1液型・2液型
1液型塗料とは、そのまま塗れる一般的な塗料です。
職人にとっては手間が省かれますが仕上がりや耐久性は劣ります。
2液型塗料とは、主剤と硬化剤の2つを混ぜて使用する塗料です。
手間がかかるのと保存が効かないのが欠点ですが、耐久性がありきれいに仕上がります。
密着性が高いので金属などにも塗れます。
塗料は種類も豊富ですし金額や機能も違ってきますので、お客様にはなかなか不明な点が多いと思います。
株式会社 チャンピオンは現場で実際塗料を扱っている職人が相談を伺いますので、生の声で適切なアドバイスができるかと思います。