屋根の形状の種類とメンテナンス

屋根の形状の種類にはどんなものがある？

日本の家屋というのは非常にバラエティーに富んでいて、工法やデザインなどに大きな違いがあります。

どの部分においても差が見られますが、屋根の形状にもいろいろなタイプがあって、見た目や機能に違いを作っています。

大きく分類すると5つに分けられます。

最もシンプルなものは陸屋根と呼ばれるもので、全く、もしくはほとんど勾配が付いておらず、水平な陸のような形状の屋根です。

次にシンプルなのが片流れという種類で、勾配が付いていますが、片方だけに設けられているため、雨水は家の片方にすべて流れていくことになります。

切妻というのは日本の住宅ではポピュラーな形状で、2方向に屋根が流れているのが特徴です。

方形という屋根の形状は、屋根の勾配が4方向に均等に付いているタイプです。

家自体の形状が正方形であることが多く、屋根の一番上の部分は尖っているのが特徴となっています。

4方向に流れるという意味では方形と似ていますが、寄棟という形状は、屋根の一番上の部分に棟という一本線が走っています。

全体的には切妻と寄棟が多く見られますが、このような分類の他にも複雑な形状になっているものも多く、家自体の構造やデザインによっていろいろな種類があります。

高所である屋根は、複雑な形状になると外壁との取り合いも複雑になり、塗り替えなどのメンテナンスの難度が上がります。

陸屋根や片流れなどのシンプルな形状は、それだけ塗り替えも楽ですので、工期が短くなるというメリットがあります。

一方で、寄棟などの前面に流れが作られているものは、風をうまく流してくれますので、耐風性が強いという良さがあります。

そのため、台風などによって屋根材が剥がれる危険が少なくなりますし、雨漏りのリスクも減ります。

こうした点では、修理という意味でのメンテナンスをしなくても済みますので、安心の住宅ケアができるのがメリットです。

屋根の塗装は、こうした形状の違いの他に、下屋根があるかどうか、屋根の勾配がどのくらいあるかによっても変わってきます。

特に、屋根勾配は足場を組む必要があるかなどの違いも生み出しますので、事前に確認したい点となります。

チャンピオンでは外壁の他に屋根塗装も行っていて、あらゆる形状の屋根に対応しています。

形状によって工事の進め方が変わってくることもありますので、見積もりを出す際にはチェックが必要となります。