1液型と2液型の違いとは?
塗料には実にたくさんの種類があって、その素材や性質などによって、いろいろな分類の仕方があります。
その一つの分類方法として、1液型と2液型というものがあります。
この違いは、塗料として機能するために1つの種類の液体だけで十分なのか、2つの種類の液体を混ぜないといけないのかという点にあります。
1液型というのは、その塗料だけでも塗ることができて、薄めるためには水かシンナーを使います。
ほとんどのケースで、実際の現場では水性塗料なら水を、油性塗料ならシンナーを混ぜますが、これはあくまでも薄めるためのものであり、希釈をしなくても塗れることから1液型と呼びます。
一方で、2液型は主材と呼ばれる塗料だけでは塗れないので、硬化剤と呼ばれる、もう一つの液体を塗装する直前に混ぜないといけません。
硬化剤というのは名称からも分かるように、塗料を固めて塗膜を形成するために入れるものであり、これがないと、2液型の塗料は固まることがありません。
硬化剤を入れてから、さらに水もしくはシンナーを入れて濃さを調整しますので、実際には3種類の液体を混ぜることが多いです。
1液型と2液型それぞれのメリットとデメリット
1液型は硬化剤を混ぜなくても良いので、取り扱いが簡単で、そのまま置いても1日くらいなら固まらずに施工できるというメリットがあります。
また、塗料の種類にもよりますが、全体的にコストが安くなる傾向があり、広い面積の塗り替えにも適しています。
一方で、2液型に比べると耐久性が低いというデメリットがあります。
また、塗料缶を開けてしまうと空気に触れて固まってくるため、長い期間保管するのは難しいという点もあります。
2液型は耐久性が強く、表面に強力な塗膜を作ってくれるというメリットがあります。
一方で、2液型は硬化剤を入れた瞬間から固まってきますので、ゆっくりと時間をかけて塗ることができず、すぐに塗らないといけないという注意点が存在します。
このように、それぞれに異なる特徴とメリットがありますので、実際の塗装作業では状況に応じて使い分けています。
外壁や屋根の材料や面積、状況などを見て、経験豊富な職人が判断をすることで、より効果的なリフォームをすることができます。
たくさんの施工実績を持つチャンピオンは、あらゆるタイプの塗料に対応し、予算や外壁の状況に合わせて塗料を選択することができます。
施工の際には使用する塗料についても説明いたしますので、安心してお任せください。