塗装は外壁や屋根の他に軒天や雨戸、雨樋など付帯部分の塗装や、門など鉄の塗装もあります。
それぞれ塗装の方法が違ってきますので簡単にご説明します。
木部の塗装手順
まず下地処理ですが、元が浸透タイプの塗料の場合は汚れ除去で済みますが、造膜タイプの場合は塗膜を除去しなくてはなりません。
塗装面をヤスリで削り滑らかにします。
その後上塗り塗料との密着性を高めるため下塗りをします。
上塗りは耐久性の高い、溶剤系シリコン塗料を使用するのをおすすめです。
3回程塗ります。
木部塗装の塗料
造膜タイプは木の表面に塗膜を作る塗料なので、耐久性があります。
木の質感は消してしまいますが、残したい場合は透明な塗料もあります。
浸透タイプは木に浸透する塗料で、塗膜を作らないため木の質感を残すことができます。
鉄部の塗装
錆の発生があるので、外壁や木部とは違った対策が必要です。
塗膜が劣化すると錆びが発生します。
錆が発生すると見た目にも悪くなりますが、曲がったり折れたり強度が弱くなる心配もあります。
チョーキング現象という触って手に粉のようなものがつけば塗り替え時です。
鉄部の塗装の手順
赤錆に効果的なリン酸で洗浄をします。
その後サンドペーパーなどでサビを落とし下地処理をして、塗料の密着性を高めます。
鉄部では特にこの作業が重要です。
下塗りでサビ止め用の塗料を塗ります。
中塗りと上塗りは耐久性の高い「シリコン塗料」「フッ素系塗料」がおすすめです。
ベランダの防水塗装
一般の住宅のベランダ防水工法については、塗膜防水と呼ばれるものでFRP防水とウレタン系の2種が標準です。
費用はFRPがほんのすこし割高になります。
ベランダの塗装は防水層がしっかりしていればトップコートのみの塗装だけで済みます。
FRP防水
FRPは繊維強化プラスチックのことです。
ガラス繊維のシートに特殊ポリエステル樹脂を塗装します。
その硬いプラスチック材の防水層上にトップコートでコーティングします。
FRP防水は耐久性、耐水性に優れ、工事後の乾燥時間が短くて済みます。
プラスチックなので紫外線に弱いという欠点もあります。
ウレタン防水
ウレタン樹脂と硬化剤を混ぜ硬いゴムのような防水層をつくります。
柔軟性のある塗料なのでひび割れも少なく軽くて弾力性のある防水層を作ることができます。
その上にトップコートでコーティングします。FRP防水より劣化が早いのが欠点です。
株式会社チャンピオンはベランダの塗装にも経験豊富です。
ベランダは雨風にさらされている場所ですから劣化が激しいです。外壁塗装の際には一度ご相談ください。